先日、コメントのほうでご指摘のあった
赤岡社長がクラッチとアクセルを使ってクルマをその場で回転させたピボットターンのことについて…f(^^;
事の顛末は、「オーバーレブ!」が始まり涼子が赤岡自動車にお世話になることになった時。
編集さんとの打ち合わせで、赤岡社長は、ダメな人っぽく、でも得体の知れない感じで登場させましたがやはり、主人公の涼子が一目置く存在にしなけりゃダメだろう…ということに。(あしたのジョーの丹下段平のように…これはマンガでは定石。)
それで、些細なことだけど赤岡社長の凄さがわかるテクニックを涼子に披露するというエピソードにしようとなったのですが
カーアドバイザーさんと連絡がつかないという事態になり、f(^^;その時、アドバイザーさんは海外出張中へ行っていることが判明。しかも、今のように簡単に海外と連絡がつかない時で
締め切りが迫る中、もうアドバイザーさんを待っている時間がない…ということで
急遽、編集さんがクルマのライターさんを探してきてアドバイスをしてもらうことになりました。
で…提案されたエピソードがクルマをその場で回転させるあのテクニックだったのです。
自分も、そんな物理に反したことが本当に出来るのかをライターさんに確認したら
昔、何かの雑誌でラリーストのやるスーパーテクニックとして読んだことがありますとの返事。
まだネットも普及してない時でさらにこの時はまだパソコンさえ持っていなかったし、YouTubeさえ存在しない中、そのお話を信じるしかなくマンガにしてしまったのです。
作画を手伝ってくれるアシスタントも、マンガとは言え、これは嘘っぽいですよと言ってました。
これが事の真相です。
今、調べてもクルマでピボットターンは出てこないのでf(^^;やはり夢物語だったかと思うのですが…どなたか情報をお持ちでしょうか。
そして…
出張から戻ってきたアドバイザーさんがそのエピソードを見て激怒したのは言うまでもなくその頃からアドバイザーさんと編集部に確執が生まれ、ややこしいことに発展していくのです。
「オーバーレブ!」は、最初からもめ事の多いマンガとしてスタートしたのです。
そんな「オーバーレブ!」に救世主が現れます。それは、もう少しあとのお話し。
山口かつみ