オーバーライド!その16

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始まった当初の「オーバーレブ!」に出てくる峠は、架空のワインディングを描いていました。涼子が少し走れるようになってきた頃にバトルの舞台をどこかに設定してきちんとしたコースを描かなければならないことに気付きカーアドバイザーさんに相談したところ

大垂水がいいよ…とのことで

カーアドバイザーさん運転のクルマで取材に行きました。

当時はまだデジカメを持ってなくてフィルムの一眼レフで大垂水を撮影したのです。

前にクルマがいない状態でナビシートの自分が連写するんですが。

今のスマホのような連写機能などないカメラでの撮影です。フィルムも40枚がマックス。

少し走っては、停車してフィルム交換。道路に他のクルマが写り込まないように何度も何度も往復して撮影しました。

ヒルクライム用とダウンヒル用で細かく連写していくのです。もちろんムービーでも記録しました。

朝に出向いて、夕方まで撮影して。

撮影したフィルムを現像に出して、出来た写真を今度は道順に順番通りに並べて行く作業です。

それもかなり時間がかかりましたし、出来上がった写真がすべて使えるモノでもなく、ピンボケも相当な数がありました。

ひとつの峠を撮影する労力はかなりの時間がかかったのでした。

それが横山峠です。

横山峠って名前は初代担当編集さんが勝手に名付けたもので、どこからその名前がきたのか由来もわかりませんf(^^;

涼子たちのフランチャイズが横山峠になり、資料も十分に揃ったのでアシスタントさんも少しは、楽に絵を描けるようになりました。

「オーバーレブ!」は、それまでしたことのないくらい取材が大変だったマンガです。

山口かつみ

オーバーライド!その15

オーバーレブ!回顧録

実写版「オーバーレブ!」のお話が出ていたので…

マンガと実写は、自分は別物と考えていて制作にも、ほとんど関与しておりません(^_^;)脚本を見たかな?その程度で口ははさんでいません。

2001年か02年のモーターショーで主演をされていた女優さんとサワコ役の女優さんとお会いしたくらいです。

昨夜、二度目ですが見てみたら自分の描いたマンガを俳優さんたちがセリフ言って、演技してって、そういうのを見るだけで恥ずかしいやら、こそばゆいやら…(^o^;)まともに画面を見ていられないです。

と…実写版は、このくらいで…アニメのお話しを

今から遡って1984年、当時 九州の専門学校に通っていたんですが卒業制作に10分ほどのアニメーションをチームで制作しました。「オーバーレブ!」というタイトルでマンガとは一切、関係のないバイクのアニメーションです。
「オーバーレブ!」というタイトルは、そこから受け継いだものです。
オーバーレブという言葉は、本来ならクルマやバイクにはあまり良い言葉ではありません。回し過ぎとかエンジンが焼けつくことを意味します。しかし主人公が焼き付いて動かなくなるまで情熱を傾けるという意味でマンガ「オーバーレブ!」は、採用してもらえました。

卒業制作のアニメーション「オーバーレブ」を一緒に制作したチームの中にアニメーションの制作会社に就職した友達がいて

マンガ「オーバーレブ!」が人気になった時に、友人の会社でアニメ化をさせて欲しいと言って来ました。

他ならぬ友人の頼みなので、その話を編集部に伝えて企画を通すようにお願いしました。

晴れて「オーバーレブ!」のアニメ化のを話はまとまり制作に入ったところまでは聞いていました。そして1話と2話くらいまでの映像も見せてもらいましたが…そのあと

音信不通となったのです。

その後、そのアニメがどうなったのかもわからない状態です。

そして、その1年後くらいに電通からアニメ化のオファーもありましたが、友人の会社との契約上 断念せざるを得なかったのです。

そんなワケで「オーバーレブ!」のアニメ化は、気泡と化したのでありました。

その友人は今…どこで何をしているのでしょうか?

「オーバーレブ!」のアニメはちょっと見て見たかったですね(^o^;)

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すいません今回は、内容と絵は関係ないです(^-^;絵は昨日の続きです。
山口かつみ

オーバーライドその14

オーバーレブ!回顧録

号外の方でトオルを出しましたのでトオルの話でも…と言いたいところですが(^_^;)

トオルの設定に裏話なんてほとんどないのです。

担当編集さんに女の子の走り屋がメインだからメカに疎いだろう。とくに涼子は、免許を取得したばかりでクルマの知識ゼロ。じゃあ、仲の良い男友達でクルマに精通してて少しオタクが入るくらいの理論派にしましょう。

…で

作られたのがトオルです。

名前もよくある名前でいいよ…と打ち合わせで誰かが勝手に付けちゃった感じだったと思います(^_^;)すみません…自分もあやふやにしか覚えていないのです。

涼子に片思いだけど涼子には、最後まで伝わらない、永遠の片思いで涼子のピンチには、何かしら絡むヤツ。一生、報われないだろうけど本人は、それが幸せ…そんなヤツいるじゃん。そんな感じで、マンガでも上手く使ってやろう…

なんともひどいトオルのキャラ打ち合わせ。
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最初のキャラ絵を担当さんに見せたらカッコいいからダメ…とf(^^;

背を低くして描いたら、副編集長に背はこんなもんでいいが目玉はあった方がいい…だけど大きくしちゃダメ…どこにでもいる平凡な顔にして…モブキャラのように

それで決まったのが…あの顔のトオルです。

トオルがクルマオタクって設定なら兄貴かなんかが居て、そいつが走り屋でバリバリな男にすれば涼子が関わっていくのも自然な流れだね。じゃあ、兄貴を作りましょう。トオルとは逆にチョーイケメンで腕のたつ走り屋。優しくて性格もよくて非の打ちどころがない、サワコが追っかけるくらいのイイ男。

タカオの誕生です。

トオルは、近くでそんな兄貴に憧れを抱いてる…劣等感さえ抱いてる。うん、トオルはそんなもんでしょ!いいじゃん、その兄弟!それで決まり。

武内という苗字は・・・誰がつけたのか・・・覚えてません(* ´艸`)

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文字にすると…ホントに不憫でひどい扱われ方のトオルです。

皆さんが頑張って欲しいと願う気持ちは、制作側の存在な扱い方を悟ったからかもしれませんね。その思いを汲みましてレブのヒトコマンガでは☝のように・・・

山口かつみ

オーバーライド!号外04

タカオです。

イラスト1枚から、現在を読み取ってくださいませ。

そして・・・

いろいろとコメントのありましたトオル。号外04.jpg

後ろ姿で引きというマンガの手法、そのままで・・・次をお楽しみに

そんな感じです。

だんだんイラストも凝ってきました(・。・;

 

山口かつみ

オーバーライド!その13

オーバーレブ!回顧録

「オーバーレブ!」は、連載開始当初 かなり混迷しておりました。

編集部は「オーバーレブ!」に期待してくれていて担当編集さん以外にもブレインを数人つけてくれてました。
しかし…船頭、多くしても前に進まずとは、よく言ったもので打ち合わせをしていても意見がまとまることはなく。
迷走状態が続きます。
連載開始から1年、単行本の4巻くらいまで人気も低迷し、打ち切りも目前で 自分自身、「オーバーレブ!」を描くことよりも打ち合わせ自体に嫌気をさしはじめた時。

担当編集さんが交代したのです。

新しく担当になった編集さんは言いました。

「オーバーレブ!」は人気の出る要素をたくさん持っていると思います。今は、少しまとまりがありませんので一度 仕切り直しましょう。
ボクを信じてもらえますか?言うことを聞いてもらえたら「オーバーレブ!」を人気投票で1位にしてみせます。

なんとも心強い。頼もしいお言葉でした。

そして、自分と新担当さんの意見が合ったのは、ブレインの方々を一旦、カヤの外に置くこと。マンガは、担当編集さんと二人で作りましょうということになったのです。

そして、新担当さん曰く「オーバーレブ!」はキャラクターが多過ぎてごちゃごちゃしてるので、これも一旦、カヤの外に起きましょう。これから「オーバーレブ!」に登場するのは涼子たち四人だけ。…と言っても四人じゃあムリなんでライバルをぶちこみましょう…それも四人。

キャラクターを減らせと言いながらライバル四人増やせと矛盾してるかも知れないけど、マンガの定石。ジャンプ方式で4対4のチーム戦をやるんです。

これで1位を取りに行きますよ。…そう言ってくれました。

リプリーの誕生です。

「オーバーレブ!」は、リプリーの登場とチーム戦に入って人気投票の順位を上げていきました。新担当さんの言う通りになったのです。

「オーバーレブ!」が認知され人気が出たのは5巻から…新担当さんになってからなのです。
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新担当さんは「オーバーレブ!」の人気を上げてくれたにも関わらず10カ月で「オーバーレブ!」から離れることになりました。異動になったのです。

去り際に「人気が出たのは山口さんの実力。最初にボクが言った大きな風呂敷は、はっきり言って勝算も何もない中で言った出任せだよ。1位を取るって言って1位を取れたら誰も苦労しないから!」「でももう、大丈夫ですよ。頑張ってください。今度は外からオーバーレブ!を読ませてもらいますね。」とカレは去って行きました。

 

彼のおかげで「オーバーレブ!」は編集部の期待にようやく応えることができ皆様も承知のように長きに渡る連載となりました。「オーバーレブ!」を終わらせたいと最初に相談をしたのも彼でした。

その、担当さんと再びタッグを組んで作ったのが「My Favorite Bike 」です。
人気になった「オーバーレブ!」の次の担当さんが前に書いたトラブルのカレだったのでしたf(^^;

山あり谷あり…さすが峠を舞台にしているマンガってことです(笑)

 

さて、近況報告です。「オーバーレブ!」の救世主となった彼に「オーバーライド!」の企画書を渡しました。

現在、一般の雑誌ではモーターものは超マイナー化しているために手を出せない状況であるということ。しかしながら熱心なモーターファンがたくさんいるのも事実であるが、マンガという媒体に商業としては、戻りが薄いために難しいかもしれない…とのご意見でした。

だけれども、現在やっているTwitterなどSNSで読者を巻き込んでネットの中で面白いことをやっているという感じで広く世間に認知されるとイケるかもしれない…ということでWEBのカーマガジンなどで発信したら良いのではないか…とそのような意見をいただきました。

皆様、「オーバーライド!」にお力をお貸しくださいませ。

よろしくお願いいたします

 

山口かつみ